3月になってもまだまだ寒い日が続いていますね。
暦の上では啓蟄(けいちつ)も過ぎ、冬眠している虫や蛇、カエルなどが土から顔を出す目覚めの季節です。
今回は、菜の花を使った見た目にも春らしいレシピを紹介しますね。
菜の花とベーコンの卵いため
<材料(2人分)>
菜の花 1/2束
ベーコン 2枚
卵 1個
牛乳 大さじ1
油 大さじ1/2
にんにく 1/2片
醤油 小さじ1/2
こしょう 少々
<作り方>
①菜の花は、3−4cmに切る。茎の太いところは縦に半分にする。
ベーコンは1cm幅に切る。
卵はボウルに割り、牛乳を加えて溶きほぐしておく。
にんにくは皮を剥いてスライスしておく。
②フライパンに油とにんにくを入れ、弱火にかける。
にんにくの香りが出てきたら、中火にし、菜の花とベーコンを炒める。
③菜の花とベーコンに火が通ったら、フライパンの奥に寄せ、手前に卵を流し入れる。
卵が固まってきたら全体を混ぜ合わせ、お皿に盛り付ける。
菜の花の苦味が気になる場合は、さっと茹でてから炒めると和らぎます。
大量に作る場合は、卵を先に炒めて後から混ぜると失敗なく作れます。
油は、ごま油を使うと中華風、オリーブオイルだと洋風になりますよ。
粉チーズをふりかけたり、味付けを醤油からオイスターソースやケチャップに変更してもいいですね。
菜の花は、独特の苦味や香りがありますがとても栄養価の高い野菜です。
菜の花には、カロテンやビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、鉄、カリウム、食物繊維などが多く含まれていて、免疫UPやアンチエイジング、代謝Up、むくみ・貧血の予防や改善などが期待できます。
ビタミンCやビタミンB1,B2、カリウムは水溶性のため茹ですぎると流れ出てしまうので、茹でる時は、さっと茹でるのが栄養を逃がさないポイントです。
カロテンは油と一緒にとると吸収率が上がるので、サラダにしたり炒め物にするのもおすすめです。
春キャベツやアスパラ、菜の花などの緑の野菜、たけのこ、うどやふきのとう、たらの芽、わらび、つくしなどの山菜も春の訪れを感じる野菜ですね。
春野菜には苦味や香りの強いものが多いですが、これは、冬の間に身体に溜まった毒素を排出し、身体や脳を目覚めさせるためだと言われています。
菜の花や春野菜を使って、食卓の上だけでも一足早く春を感じてみてはいかがでしょうか。