夏も近づく八十八夜 新茶のレシピ






ゴールデンウィークの連休もすぎ、初夏の訪れを感じる日も多くなりましたね。

夏も近づく八十八夜と歌われるように茶摘みの季節となりました。

新茶が味わえるのは1年で今の季節だけです。

新茶は、無病息災や長寿の縁起物としても大切にされています。



今回は、お茶の葉を使った香りのいいレシピを紹介しますね。





鶏胸肉の新茶揚げ


<材料(2人分)>

鶏胸肉 200g

酒 大さじ1

薄口醤油 大さじ1/2

片栗粉 大さじ1

てんぷら粉 大さじ2

冷水 大さじ3

新茶 大さじ1/2

揚げ油 適量


<作り方>

①鶏胸肉は、フォークなどで刺し、食べやすい大きさに切る。

 繊維を断つように削ぎ切りにすると揚げても柔らかく食べやすいです。

②鶏肉に酒と薄口醤油を揉み込み下味をつける。

③てんぷら粉、冷水、新茶を混ぜ、天ぷらの衣を作る。

 ※冷水を使うことでさっくりと仕上がります。混ぜるときに混ぜすぎないのもポイントです。

④鶏肉の水気をキッチンペーパーで拭き取り、片栗粉をまぶす。

 ※天ぷらの衣をつける前に片栗粉をまぶすことで、衣が剥がれにくくなります。

⑤170℃に熱した油で揚げる。サクッと揚がったら、キッチンペーパーなどの上にとり、油をきる。 

⑥お皿に盛り付け、好みでレモンを添える。


下味とお茶の香りでそのままでも美味しく召し上がれますが、好みで抹茶塩や山椒塩などをつけて食べても良いですね。


鶏肉の代わりに白身魚や海老を使うのもオススメです。


お茶を飲み終わった茶殻をフライパンで炒ったり、レンジで乾燥させたものを使っても十分香りや風味を楽しむことができますよ♩


お茶は、お茶殼にも抽出仕切れなかった栄養が残っているので、お茶殻も食べることでお茶っ葉の栄養をとることができますよ。



新茶には、冬の間にお茶の木が溜め込んでいた旨みや栄養が多く含まれています。

特にテアニンという旨み成分は、通常のお茶の3倍以上含まれているそうです。

また、お茶にはカルシウムやカリウム、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンEなどの栄養も含まれていて、免疫力UPやがん予防、高血圧予防、認知症予防、虫歯予防にも効果があると言われています。

新茶の季節に美味しいお茶を味わうのも良いですが、茶葉を料理に取り入れて旨みや栄養を丸ごと味わってみてはいかがでしょうか。